今日はNIPTと医療費控除の関係について解説していきます。
胎児の状態を生まれる前に確認する出生前診断には、いくつか種類があります。
その中でもNIPTは、検査精度が非常に高いのが特徴です。
一方でNIPTは費用が高いことがデメリットです。
【メリット】胎児へのリスクが無い、検査精度が高い
【デメリット】価格が高い
著者は、今まで無認可のNIPT施設で、NIPT検査を2回受けた経験があります。
今回はその経験を踏まえて、NIPT費用が高くて悩んでいる方に有益な情報を提供していきます。
NIPTで医療費控除は使えない?【NIPTで少しでもお金を節約する方法】
この記事の結論は以下の通りです。
・残念ながらNIPTでは医療費控除は使えません
・少しでも値段を抑えたい人は、無認可施設が安価でおすすめ
・値段が安いNIPT施設情報や、少しでも安くするお得情報も解説
NIPT費用を節約するために、医療費控除が使えないか考えた人は多いと思います。
残念ながらNIPTでは医療費控除を使うことが出来ません。
でも少しでも価格は抑えたい、そういう方向けに有益な情報を以下で解説していきます。
NIPTでは医療費控除は使えません
医療費が年間10万円を超える場合、10万円を超えた分は医療費控除としてお金が戻ってきます。
妊娠・出産の年は医療費が多くかかるので、必ず医療費控除の申請をしましょう。
ただ残念ながら、NIPTの費用は医療費控除の対象とはなりません。
その理由は、「NIPTが診療行為ではない」からです。
以下が国税庁の正式見解です。
妊婦に対して行う母体血を用いた出生前遺伝学的検査(以下「本件検査」といいます。)の費用は医療費控除の対象になりますか。
医療費控除の対象とはなりません。
医師又は歯科医師による診療等の対価として支払われるものは医療費控除に該当しますが、いわゆる人間ドックその他の健康診断のように疾病の治療を伴うものではないものは、医療費控除の対象とはなりません。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/05/80.htm
NIPTは人間ドッグと同じで疾病の治療を行うものでは無いので、対象外なんですね。
NIPTが自己診療の日本は遅れている
日本では出生前診断が他国と比べて遅れています。
日本の場合、日本産婦人科学会が「生命の選別につながる」という倫理的な課題を指摘しています。
そのため、認可施設でNIPTを受けられるのは、高齢出産など一部の条件に合致する人のみです。
また費用は全て自己負担となっており、出産の悩みを抱える人にとって負担が大きいのが現状です。
一方イギリスなどは、全ての妊婦が公費となっており、NIPTを受けられる体制が整っています。
外国では、出産前に知っておくべきリスクとして考えられおり、妊婦の知る権利となっております。
【出生前診断】NIPTで少しでもお金を節約する具体的な方法を解説
NIPTの検査費用を少しでも安くしたい人におすすめの方法は以下の通りです。
・安価な無認可施設でNIPTを受けると数万円節約可能
・クレジットカード使用可のクリニックを探す
ちょっとした工夫で検査費用は抑えられます。
具体的な方法は以下の通りです。
安価な無認可施設でNIPTを受けると数万円節約可能
認可施設では、病院によりますが約21万円程度かかります。
例えば広島の場合、認可施設では以下の費用が掛かります。
広島大学病院:検査費⇒ 約20万円 、カウンセリング⇒初診時1時間 13,900円
中電病院:検査費⇒約21万円、相談料(初回)⇒ 8,500円
事前カウンセリング費用なども含めると21万円以上かかりそうです。
無認可施設の方が安い
一方NIPT無認可施設は、認可施設よりも費用は安いです。
平均は全ての費用込みで18万円(税別)くらいです。
無認可施設に変更するだけで数万円お金を節約することが可能です。
最安値はヒロクリニック
無認可施設の中でも一番価格が安いのは、埼玉県にあるヒロクリニックです。
基本検査が12万円(税別)と最安値となっております。
詳細は以下の記事に書いていますので参考にしてみて下さい。
地方在住の人には平石クリニックがおすすめ
ヒロクリニックが最安ですが、地方に住んでいる人が埼玉まで足を延ばすのは大変です。
新幹線・飛行機などの旅費も相当かかります。
加えて、妊娠10週頃はつわりがひどい時期でもあります。
トータルで考えて、地方に住んでいる方は近くのNIPT施設を受診するのがおすすめです。
平石クリニックは全国の施設と提携しており、地方在住の方でもNIPTを受けやすい体制を作ってくれています。
また詳しい内容は以下の記事にもまとめていますので参考にしてみて下さい。
クレジットカードを使ってポイントを得る
NIPTの費用は20万円近いです。
支払いはクレジットカードが使えるクリニックを選ぶようにしましょう。
細かいことですが、1%のポイントが付く場合、20万円で2,000円分のポイントが付くのでお得です。
著者もNIPTを受けた時は楽天カードを使用し、きっちりポイント獲得しました。
ただ注意点としては、クレジットカードの残高は事前にチェックしておきましょう。
高い金額なので残高不足となってしまう可能性があります。
でも無認可施設でも大丈夫?
でも無認可施設と聞くと本当に大丈夫か心配になりますよね?
著者は今まで2回無認可施設でNIPTを受けてきました。
その経験から言えることですが、「正しい知識さえ持っていれば無認可施設でも問題ない」と言えます。
結局、認可施設でも無認可でもやることは、「採血」だけです。
無認可施設でも検査結果に変わりはありません。
詳しいことは以下の記事にまとめていますので参考にしてみて下さい。
まとめ
本記事のまとめです。
・NIPTでは医療費控除は使えません
・価格を抑えたい人は無認可施設がおすすめ
・クレジットカードを使って少しでも節約しましょう
NIPT検査は、胎児へのリスクが無い&検査精度が高いので、海外では妊婦全員が受けられるようになっています。
一方日本では現状、NIPTの費用は自己負担となっております。
少しでも節約するためには、無認可施設やクレジットカード利用するのがおすすめです。
NIPTは妊娠10週から16週までに受けることが推奨されています。
あっという間に過ぎてしまいますので、忘れない内に検査の予約をしておきましょう。
コメント