この記事では、NIPT検査で胎児の性別が分かるのか?についてまとめています。
NIPT検査で胎児の性別が分かるってホントでしょうか?
今回は、NIPT経験者の著者がNIPT検査と胎児の性別について詳しく解説していきます。
・NIPTで胎児の性別が分かるってホント?
・何週目から胎児の性別が分かるの?
・どのNIPT施設で性別判定が出来るの?
・NIPTで胎児の性別は知りたく無いんだけど・・・
これらNIPTと胎児の性別に関する疑問を解決していきます。
NIPT検査で胎児の性別が分かるってホント?【NIPT経験者が詳しく解説】
NIPT検査で胎児の性別が分かるってホント?に対しての回答です。
・NIPT検査で性別も分かります!(10週目以降検査可能)
・性別判定は無認可施設でのみ実施
・性別判定は選択制なので知りたくない人も大丈夫
・性別判定は、基本料金の枠内で対応してくれる
・NIPTは胎児の染色体疾患を調べる検査なのはきちんと理解しよう
無認可施設なら、NIPT検査で性別も一緒に判定してくれます。
(認可施設では性別判定は出来ません)
但し全ての施設で性別判定が出来る訳では無いので、予約前に性別判定が可能かを確認しましょう。
詳しく解説していきます。
そもそもNIPT検査とは何なのか?
NIPTとは Noninvasive prenatal genetic testing の略で、母体の血液を検査することで胎児の染色体疾患を調べる検査です。
胎児の出生前診断には、確定診断と非確定診断の2種類あり、NIPTは非確定診断です。
非確定診断の特徴は、100%の確率で染色体の疾患を調べることが出来ません。
そのため、非確定診断で陽性が出た場合は、改めて確定診断を受ける必要があります。
NIPTの最大の特徴は、非確定検査でありながら精度が約99%と非常に高いことです。
一方でNIPTは他の検査と比べると費用が高いと言われております。
クリニックにもよりますが、20万円前後の費用がかかるため、家計への負担が大きいです。
・NIPTは非確定検査だが、精度が他の非確定検査と比べて高い
・NIPTは20万円前後の費用がかかる
尚、出生前診断の種類とその内容を知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
NIPT検査で性別判定をしているのは無認可施設のみ
NIPTは胎児の染色体疾患を調べる検査です。
NIPT検査では、染色体を調べる過程で、胎児の性別も確認することが出来ます。
しかし、日本医学会が認定した認定施設では、性別判定まではしてくれません。
認可施設ではあくまで胎児の染色体疾患のみの検査だけです。
そのためNIPTで性別確認も一緒に行いたい方は、無認可施設で検査を受ける必要があります。
基本的に、無認可のNIPT施設では性別検査が可能です。
無認可施設の情報が知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
NIPT検査で性別を知る手順
次にNIPT検査で具体的に性別を知るための手順をご紹介致します。
基本的には以下の流れで行います。
① 性別判定をしてくれるか確認した上で、検査を予約(電話orネット)
② 来院した際の申込書orカウンセリング時に性別判定希望と伝える
③ 採血を実施
④ 郵送もしくは来院で、結果判定と一緒に性別判定結果も教えてもらう
基本的には無認可施設であれば、性別判定をすることが可能ですが、事前にホームページや電話で性別判定が可能かを念のためチェックしましょう。
性別判定にあたって、それ以外に特別な手順は不要です。
大抵のクリニックでは、申込書を記入するタイミングやカウンセリング時に性別判定を希望するか聞かれます。
その時に希望を伝えれば大丈夫です。
もし、クリニックで何も聞かれなかった場合は、採血する前に「性別判定希望」と伝えましょう。
尚、詳細については以下の記事をご覧下さい。
NIPT検査で性別を知りたくない方
NIPT検査は受けたいけど、性別は知りたくない、という方もいらっしゃると思います。
そういう方も心配する必要がありません。
NIPT検査での性別判定は、「選択制」です。
希望者は性別判定が出来ますが、希望しない方には性別判定されません。
性別はあえて知らないでおきたいという方は、性別判定を希望しなければ大丈夫です。
(たいてい、申込書の欄にチェック欄があるのでそこで選択可能です)
ちなみに著者も性別は知りたくなかったので、あえて性別判定は希望しませんでした。
NIPT検査で性別判定するときの費用
NIPT検査で性別判定するときに気になるのが、性別判定の費用ですよね。
先ほどご説明したように、NIPT検査には約20万円ほどの費用がかかります。
決して安い出費ではありません。
ただ、ほとんどの無認可施設では基本料金で性別判定までしてくれます。
つまり、性別判定にかかる追加費用はありません。
安心して性別判定を申し込むことが出来ます。
性別判定をすることのメリット
NIPT検査は10週目から実施可能です。
そのため初期の段階で性別を判定することが出来ます。
初期の段階で性別が分かるメリットは以下の通りです。
・性別を踏まえた上で、子どもの名前を早めに考えることが出来る
・子どもの服などを、性別を踏まえた上で選ぶことが出来る
通常、子どもの性別が分かるのは後期です。
そのため、それまではどちらの性別か分からない状態で名前を考えることになります。
もちろん、それも楽しみでもあるのですが、人によってはじっくり名前を考えたいという方もいらっしゃると思います。
そういう方には、生まれる子どもの性別を踏まえて名前を検討する期間が得られるメリットがあります。
また産まれる直前だと胎児も大きくなって、動くのがおっくうになってきます。
洋服選びもお腹が大きくないときに、お店を見て回ることが出来るのもメリットと言えます。
性別判定をするときの注意点
NIPTで性別判定には注意点もあるので、事前に確認した上で検査を受けるようにしましょう。
注意点は以下の通りです。
・あくまで胎児の染色体疾患を調べることがメインであること
・陽性だった場合は、羊水検査等の確定診断が必要であること
・陽性だった場合、どうするのかを事前にパートナーと話し合っておくこと
・決して安い費用では無いこと
日本産婦人科学会も指摘していますが、簡単で精度が高い検査であるだけに安易に検査を受けてしまうことが懸念されます。
あくまで胎児の染色体疾患を調べることがメインであること
あくまでNIPTは胎児の染色体疾患を調べる検査です。
万が一陽性だった場合は、確定診断である羊水検査を受ける必要があります。
何のためにNIPTを受けるのかは事前に理解するようにしましょう。
陽性だった場合、どうするのかを事前にパートナーと話し合っておくこ
検査が陽性だった場合、どうするかを事前にパートナーと話し合っておくことをおすすめいたします。
確率はもちろん低いですが、万が一陽性だった場合にどうすれば良いか悩んでしまうケースが懸念されます。
特に性別診断ができる無認可施設の場合は、陽性時のサポートに差があります。
万が一の時、どうするのか?
何となくでも構わないので、考えてみましょう。
決して安い費用では無いこと
先ほど説明しましたが、NIPTの検査には約20万円前後の費用がかかります。
保険適用外なので、費用は全て自分で負担する必要があります。
また医療費控除等も使えません。
出産や子どもが生まれてからも費用が掛かります。
NIPT検査で得られる結果と費用をきちんと理解して受診しましょう。
まとめ
本記事のまとめです。
・NIPT検査で性別も分かります!(10週目以降検査可能)
・性別判定は無認可施設でのみ実施
・性別判定は選択制なので知りたくない人も大丈夫
・性別判定は、基本料金の枠内で対応してくれる
・NIPTは胎児の染色体疾患を調べる検査なのはきちんと理解しよう
NIPT検査は精度が高い非確定検査です。
性別判定も10週以降の早い段階で出来るため、早く性別を知りたい方にとってはメリットがあると思います。
一方で、あくまでNIPTは染色体疾患を調べる検査であり、陽性だった場合にどうするかは、一度立ち止まって考えた方が良いです。
またNIPTを受けたい方は以下の記事に詳しく記載していますので、クリニック選びの参考にしてみて下さい。
■どのNIPTクリニックを受けるか迷ったら
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