NIPTの遺伝カウンセリングとは何か?【受ける意義はあるのか?】

NIPT遺伝カウンセリングとは何かを詳しく解説 NIPTについて

 

NIPTの認可施設では、遺伝カウンセリングを受けることが義務付けられています。

でも何で、NIPTで遺伝カウンセリングを受ける必要があるのでしょうか?

 

今回は、無認可施設でNIPT検査を2回経験した著者が、NIPTの遺伝カウンセリングについて解説していきます。

 

・遺伝カウンセリングって何?

・遺伝カウンセリングは必ず受ける必要があるの?

 

これら疑問を解決していきます。

 

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NIPTの遺伝カウンセリングとは何か?【受ける意義はあるのか?】

遺伝カウンセラー

 

NIPTの遺伝カウンセリングについての結論です。

 

・カウンセリングでは、NIPTで分かること・分からない事を説明をしてくれる

・陽性時に遺伝カウンセラーからのサポートを受けられる

正しい知識があれば、遺伝カウンセリング無しでも大丈夫

 

NIPT検査では、結果が陽性・陰性として判定されます。

ただ、その結果がどのような意味を持つのかをきちんと理解していないと、誤った判断をしてしまう可能性があります。

 

特にNIPTは命の選別につながる恐れがあるので、検査結果の意味を正しく理解する必要があります。

妊婦さんが、NIPTについて正しい理解が出来るようサポートしてくれるのが、遺伝カウンセリングです。

 

NIPTの遺伝カウンセリングについて、詳しく解説していきます。

 

NIPTの遺伝カウンセリングとは?

NIPTの認可施設では、専門の遺伝カウンセラーがカウンセリングを行ってくれます。

 

日本産婦人科学会では、遺伝カウンセリングについて、以下の説明をするよう指針を出しています。

 

(1)出生児が先天的に有する障害や平均からの偏りに関する一般的な説明。

(2)母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査の対象となる染色体異常(13 番、18 番、21 番の染色体の数的異常)に関する最新の情報(自然史を含む)についての説明。

(3)母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査の位置づけについての説明。

(4)母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査の結果の解釈についての説明。

(5)次の段階の選択肢となりうる侵襲を伴う検査についての説明。

(6)以上の事項を口頭だけでなく、文書を渡して十分に説明し、理解が得られたことを確認したあとに、検査を受けることについて文書による同意を得て、その同意文書を保管する。

(7)遺伝カウンセリングの結果、母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査を受けない選択をした妊婦に対し、その妊婦の要請ある場合は、妊娠の終了まで遺伝に関する相談に応じる。

http://www.jsog.or.jp/news/pdf/guidelineForNIPT_20130309.pdf

 

少し分かりにくいですが、簡単に言うと以下の通りです。

 

・事前にNIPTとは「どういう検査なのか」を説明してくれる

・万が一、陽性だった場合、その後のサポートをしてくれる

 

NIPT検査前後で相談に乗ってくれるのが、遺伝カウンセラーの位置づけです。

 

NIPTで遺伝カウンセリングが必要な理由

でも、何故NIPTの認可施設では遺伝カウンセリングが必要なのでしょうか。

  

NIPT検査は採血をして、検査結果を受け取るだけです。

簡単な検査である一方で、その検査結果がどのような意味を持つのかを十分に理解しない妊婦さんがいます。

 

特にNIPTは胎児の命の選別につながることから、全ての妊婦さんが正しい知識を理解する必要があります。

普通の生活ではNIPTの正しい知識を知る機会は少ないため、専門家が必ずサポートする仕組みを設けているのです。

 

無認可施設では遺伝カウンセリングはあるの?

認可施設として認められるためには、以下条件が必要です。

 

・ 出生前診断の経験が豊富な産婦人科医師が常時勤務していること

・ 出生前診断の経験が豊富な小児科医師が常時勤務していること

・ 医師以外の認定遺伝カウンセラーまたは遺伝看護専門職が在籍していることが望ましい

 

無認可のNIPT施設では、専門の遺伝カウンセラーがいないことが多いです。

ただ検査を実施する前に、動画での説明や、先生との面談など最低限の説明を受けることは可能です。

 

もし、遺伝専門医の無認可施設が希望の場合は、ミネルバクリニックや、平石クリニックがおすすめです。

 

 

ミネルバクリニックの院長は、臨床遺伝専門医の資格を持っています。

   

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遺伝カウンセリングを受ける必要はあるのか?

遺伝カウンセリングの役割は、以下の通りです。

 

・NIPTの検査で分かること、分からないことを教えてくれる

・NIPT検査で陽性だった場合の対応方法を教えてくれる

 

上記2つが分からないまま無認可施設で検査を受けない方が良いと思います。

実際、岡山大大学院の調査で、NIPTを確定診断と誤認している人が3.8%もいることが分かっています。

 

一方、NIPTの検査内容がどういう物か、陽性時の対応をどうするべきかは、簡単に勉強することが出来ます。

 

以下の記事に詳しくまとめていますので、無認可施設で検査を受けたい方は、参考にして下さい。

 

■無認可施設でNIPTを受ける方向け

  

■NIPTは確定診断ではありません

 

まとめ

NIPTで、遺伝カウンセリングを受けるべきか?についてのまとめです。

 

・NIPT検査の意味することを知らないで受ける人は、遺伝カウンセラーがいる認定施設で受けるべき

・ NIPT検査内容と陽性時の対応を知っている人は、無認可でも問題なし

 

著者は、今まで2回無認可施設でNIPTを受けました。

その経験からですが、正しい知識を知っていれば無認可施設でも問題はありません

 

35才未満で認可施設でNIPTを受けられない方も、NIPTを諦める必要はありません。

当サイトで、正しい知識を身に付けた上で、無認可施設で検査を受けましょう。

 

どの無認可施設を受ければ良いか迷っている方は以下の記事を参考にしてみて下さい。

 

■無認可施設でオススメのNIPTクリニック

   

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